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松本相談役のつれづれ日記③ ~管理部勉強会 6月~

こんにちは、相談役の松本です。
今回は、毎週木曜日に実施している
「Liberal Arts」の6月までの実施内容についてお話ししたいと思います。
「Liberal Arts」の実施に当たって、特に下記のスタンスに注力しています。
・できるだけ多面的・多視点捉える
・事象を根源的・ラジカルに捉える視点を忘れない
・対象を個別に把握するのではなく、エピソードを含めたふくらみを持って理解する
・楽しく学ぶ
講義内容は、上記のスタンスを基に、
オリジナルの資料に基づく講義と、NHKドキュメンタリー視聴の2種類で構成しています。
オリジナル講義の柱としては主に下記6点を柱として構成しています。
1.現代資本主義・先進諸国の礎となっている「欧米文明の成り立ち」
2.その時々で話題となった、「経済理論、経済・財政運営上の問題点」等
3.「日本社会の諸問題・成長への課題」
4.「産業技術」について
5.「地球史」 NHKスペシャル シリーズ「地球大進化」をTEXTとして
6.「人類史」 NHKスペシャル「ヒューマン」「病の起源」シリーズをTEXTとして
今回は「1.欧米文明の成り立ち」について、もう少し詳しく説明します。
18世紀半ばから始まった産業革命により、
初めてグローバル経済が成立し、資本主義が深化・発展、英国を中心とする
欧州が世界の覇権を確立していきます。
それまで、世界の人口・政治・経済力・軍事力・文化・科学技術・思想等の中心であった、
ユーラシア大陸、特に中国は、大きく後れを取ることになります。
その世界覇権の原動力となったヨーロッパ文明はどのようなものであり、
他文明との違いは何であり特徴は何か、どんなルーツを持って、形成されてきたのでしょうか。
一般的にヨーロッパ文明を形成したものとして、下記のようなものが上げられています。
BC.7C~AD.4C  ギリシア・ローマ文明
        キリスト教(ローマカソリック教会・聖書)・十字軍
15~16C     中世異端審問・魔女狩りとペスト(黒死病)の大流行
16~17C     ルネッサンス・大航海時代・宗教戦争
18~19C     市民社会と国民国家の成立・産業革命
今年の6月末までに、このうち「ギリシア神話」、「ユダヤ大資本の成立」の
2つのテーマをピックアップして講義を実施しました。
興味のある方は、最後に添付する講義資料を見て頂ければと思いますが、
講義資料と一緒に、最初のテーマとしてこの2つを取り上げた想いもお伝えしたいと思います。
◆ギリシア神話
星座物語に象徴されるように、全ヨーロッパ文明の源流を形作っており、
また欧州文化の主旋律であるロマン主義の重低音になっていること。
ギリシア神話は欧州人にとって常識であり、
その文書・思想を理解する上での必須アイテムであること。
◆ユダヤ資本の成立
「ユダヤ人とは何か」が非常に分かりにくく、
立ち位置のユニークさ・重要度は、
中華・華僑文明領域における「客家」よりも遙かに際だっていること。
ユダヤ教は、カソリックに対するプロテスタントに
匹敵するような要素を持っていること。
産業革命・世界貿易を準備した資本蓄積は植民地経営によると
言われてきたが、コンタドーレによってもたらされた大量の銀が、
銀価大暴落によりスペインに富をもたらさず、
ユダヤ商人の奴隷貿易が、膨大な資本蓄積を可能にしたこと。
情報と金融がユダヤ人によって担われ、戦争の周囲にユダヤ人が存在してきたこと。
◆ギリシア神話の世界(資料)
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◆ユダヤ大資本の成立(資料)
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