入社16年目の久野と申します。
システム開発、サポート、メンテナンス等、
社内のIT系業務を担当しています。
インターネットの便利な面に助けられることも多い一方、
その特性と使う人の心に気をつけねばと
思わされた出来事がありました。
先日、菅内閣が解散し、岸田内閣が発足しました。
それに先立ち、自民党総裁選が開かれましたが、
その際に思ったことを書いていきたいと思います。
YouTubeのおすすめに上がっていた出馬表明演説を見まして、
ある候補の演説に感銘を受け、応援するようになりました。
そうすると、YouTubeやネットニュース等で
その候補関連の情報が目に入るようになり、
閲覧頻度も上がってくることで
その候補への好感度がさらに上がってきます。
そこまではまだよかったのですが、さらに日が経つと、
今度は対立する候補者のマイナス情報も
目に入ってくるようになっていました。
気づかないうちに、応援したい人の情報だけでなく、
対立する人のマイナス情報も探し始めている自分がいたのです。
ここまで来ると、もう冷静な判断ができなくなってます。
ある日ふとそのことに気づいて、うわ、怖いなと感じました。
YouTubeに限らず、最近のニュースアプリ等は、
過去の閲覧履歴から、興味のありそうな記事を
お勧めしてくれます。
自分が見たい情報しか見えなくなるフィルターバブル現象や、
特定の信念が増幅・強化されてしまうエコーチェンバー現象など、
インターネットはその特性から
人の目を曇らせてしまうことがあります。
そうすると、今回のようなことも
起きやすくなっているように思います。
インターネットはとても便利なツールではありますが、
その特性をよく理解して付き合っていかないと
いけないなと思わされた一件でした。