女川滞在は5日間でしたが、
その後、2日間滞在した『モリウミアス』@雄勝を
番外編としてお送りします!
『モリウミアス』はこんな施設です。
限界集落を多く持つ雄勝において、
廃校を利用し、子ども向けの自然体験、
企業向けの研修が出来る施設を運営しています。
当日は、来る前に
女川の夏浜海水浴場で
女川に別れを告げ・・
水の透明度が
本当にすごい・・。
雄勝に向かう途中の
限界集落で運営されている
コミュニティスペース、
『ナミイタラボ』に
立ち寄りました。
遠くから見るとこんな感じ。
限界集落において、
外部との接続拠点として
運営されているスペースで、
地名である「波板」の通り、
波板石と呼ばれる石を
中心に交流をしています。
波板石は、すずりや外壁の装飾、
屋根材として利用されています。
沿岸には、ハワイに流れ着いた
船を日本に戻し、展示されていました。
(この集落でなくなった
漁師さんの船だったそうです。)
こういったポイントを使って、
外部との接続を図り
集落全体の課題を解決しようとする
取組の一端を垣間見る事が出来ました。
そこから少し移動して、
『モリウミアス』へ。
豚さん、鶏さん、ヤギさんがお出迎え。笑
子どもたちはこういった家畜の世話や
浜での養殖の手伝いなどを通して、
学びを深める時間を過ごします。
周囲には、静謐な雰囲気の白銀神社や
透明度の高いリアス式の浜があります。
砂浜・・ではなく砂利浜なので、
波が戻されるたびに「ざざーっ」と、
砂利の音が浜に響きます。
なんともいえない自然を感じる瞬間・・。
夜は海産物をふんだんに使った
料理をほおばりつつ、
地元の漁師さんも加わって、
町について語りつくしました。
『モリウミアス』は名前の通り、
森と海に挟まれた自然を体感できる施設です。
ただ、自然は本来そこにあったもので
人が少なくなった事によって、
その元からあった自然が貴重になってきます。
ここでは、排水は浄化槽を通って、
敷地内の水田に流れます。
生ごみは家畜のえさや
たい肥として再利用されます。
工夫次第で循環が生まれ、
人の力で自然の営みが創られていく。
ここを訪れる人がまた次の人を呼び、
やがて定住者を増やしていく。
そんな1つの循環を生み出すような
学びの多い2日間でした!