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風が吹くと桶屋が儲かる

こんにちは!入社して11年もたってしまいました(笑)大嶋です!
今日は、gC版の[風が吹くと桶屋が儲かる] の小噺をひとつ。
 
 
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今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、
世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。
そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。
そふなれば鼠があばれ出すによって、
おのづから箱の類をかぢりおる。
爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと
思案は仕だしても、是(これ)も元手がなふては埒(らち)明(あか)ず
 
– 無跡散人『世間学者気質』より、慣用句辞典 より転記。
===
 
 
つまり、
大風で土ぼこりが立つと土ぼこりが目に入って、盲人(めくら)が増える
→ 盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
→ 三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
→ ネコが減ればネズミが増える
→ ネズミは桶をかじるので、桶の需要が増え桶屋が儲かる。
と、こういうことです。
 
 
巡り巡って1つの要素を起点として、
思いもよらないところに影響を与えるというはなし。
 
 
別の言い方では、バラフライエフェクト、と言ったりもします。
 
 
さて、
遡ること1ヶ月前。
社内のslackに「積善チャンネル」なるものを立ち上げました。
 
 
―――
[ 立ち上げの目的 ]
 徳を積んだらメモ。
 バタフライ効果は1人1人の小さな一歩から。
 gCストーリーに徳という見えない資産を蓄積する。
―――
 
 
承認欲求(ボクこんなことしたよ。すごいでしょ。)をアピールするのではなく、
陰で誰かのために行った行為をあるがまま、
貯金ならぬ貯善してみよう!という試みです。
(みんなを招待するのもなんだか違うなぁ。)と思い、まず一人ではじめました。
 
 
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そうしたら、
それを見つけてくれたメンバーがぽつりぽつり参加し始めてくれました。
 
 
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積善アクションは実にさまざまです。
 
 
・環境配慮のためにマイ箸を使い始める
・ゴミ拾う
・迷子の人を警察に送り届ける
・車を降りるお年寄りに手を貸す
・買い物時にビニール袋不要と言う
 
 
などなど。
「やってやってるぜ!」という”善魔”にならないように
驕りの気持ちを抑えながらも、みんなの善が積善チャンネル内に積まれていきます。
現在20名程が参加中。
 
 
*私に起きた、風桶。*
 
 
先日、喫煙メンバーからチャンネル内にあるコメントが寄せられました。
 
 
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彼らはタバコを吸いにいくたび、喫煙所のポイ捨てを拾い続けていたのだそうです。
 
 
目に見えて実感する変化の報告を聞いて、すごい!!と感動しました。
ゴミ拾いしてる姿を見てポイ捨てしなくなったのかもしれないし、
きれいな場所を汚したくないと思ったのかもしれない。
雨が続いて人が少なかっただけかもしれないし、
ポイ捨てしてた人が場所を変えただけかもしれない。
 
 
どんな理由できれいになったのかは分からないけれど、
“積善しない現実よりやった現実”の方が、
きっといい影響をどこかにもたらしてくれるだろうと
思わせてくれた出来事でした。
 
 
どんな小さなきっかけが世の中を変えるか分かりません。
 
 
逆説的に言えば、きっとあなたも私も、
世の中を良くする”起点”になれるということ。
 
 
その意識を持って今日も、明日も、一隅を照らそうと思います。
 
 
===
 
 
おまけ
ときどきやり損ねてモヤモヤすることもあるらしい。
【失善】
 
 
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ま、そんなときは…
 
 
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【改善】
すれば、いいよね!
(お後がよろしいようで…)
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