サービスプロモーショングループ デザイナーの清川です。
「小豆の声を聞け、時計に頼るな、目を離すな、
何をしてほしいか小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべ。
おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。
甘ぇあんこができあがる。」
これは朝ドラ「カムカムエブリバディ」の中に
出てくるおまじないの言葉です。
このドラマは大正〜令和までの時代に生きた
母娘三代の100年にわたる物語で、
初代ヒロインのおじいさんの代から、
美味しいあんこを作るおまじないが受け継がれています。
物語の中に度々登場するこのあんこのおまじないは、
私に一貫してメッセージを訴えかけてきました。
日々の営みの中で、おいしくなれ!と
自分が強く思うばかりで、あずきの声を聞くことを
おざなりにしてしまっていたことに気づかされたのです。
「あずきの声をきけ」
小さな声、心の声、そのものが発する本当の声を聞け。
「時計に頼るな」
マニュアル、道具に頼るな。
手段、方法論にこだわるな。
何をすれば良いかは、その小さな声が教えてくれる。
その人の幸せそうな顔を思い浮かべ
幸せであれ、幸せであれ、、、、と。。。。
相手を思う気持ちがあればこそ、
言動が相手に伝わる。
うんと幸せになってくれる。
シンプルだけど、大切なメッセージが
込められているように感じました。
そして、私にとっても大切なおまじないの言葉となりました。
大切なことを忘れないように、
「あずきの声をきけ」と、
折に触れて心で呟くようにしています。