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ブラジルワールドカップ閉幕

こんにちは。新卒入社6年目の渡辺です。
実は私、サッカーが大好きで、小学校から大学までずっとサッカーボールを追いかけて
おりました。社会人になってからは、プレーすることよりも、観戦する方を好んで、Jリー
グや海外サッカーなど、時間があればよく観ています。
今回のワールドカップも、日本戦はもちろん、面白そうな試合は録画して、
見ていました。世界最大のスポーツイベントの名に恥じず、今大会は面白い試合が多く、
自分がスタジアムにいるサポーターであるかのように素晴らしいスルーパスに声を上げたり、
シュートチャンスに腰を浮かすこともよくありました。
テレビを通してもなお、観る者を引き込む試合が数多く、サッカーの面白さに
改めて気づかされた大会でした。
ドイツの優勝で幕を閉じましたが、後から「なぜドイツが優勝できたか?」というような
特集を読めば読むほど、優勝に相応しい国だったと思います。
このワールドカップを通じて、考えさせられたことは2つありました。
1つは、「観る者を引き込むものは何か?」ということ。
2つめは、「競争の中で勝つためには何が必要か?」ということ。
観る者を引き込むものは何か。
簡単に言ってしまうと、気持ちが全面に出ている試合は、
僕は引き込まれました。「勝ちたい気持ち」が選手・監督の行動に表れていて、こちらまで
伝わってくる。そんな試合にこそ、僕は心動かされました。絶体絶命のピンチに、
体を投げ出して敵のシュートをブロックする選手。プレーの中で負傷し、続行不可との判断で交
代の指示がベンチから出ているのに、「俺はまだやれる!」と叫ぶように主張する選手。
決勝点を決めた後に、周りの選手もベンチの選手も駆け寄ってごちゃごちゃになりながら、
ゴールした選手を祝福する様子。
そんな、選手の熱が伝わってくる試合を観ていると、これだけの熱量を自分は持てて
いるのだろうか?と自分に問いかけてしまいます。
そして、強豪がひしめく大会で、優勝したドイツ。この国が優勝した要因は何か?
調べれば調べるほど、必然的に見えてきます。ドイツが優勝した理由は、
ざっくり言ってしまうと、サッカー協会が長期的なビジョンを持って強化に努めてきたから、
ということに尽きると思います。
例1)2000年の欧州大会で1勝もできずグループリーグ敗退。改革へ。
有識者会議を開催し、長期的な育成について議論を深める。ドイツ全土へトレセン配置。
10代の選手へのトレーニング方法について、コーチを指導する場を設ける。
目の前の試合に勝つことよりも、ドイツが目指す正しいサッカーを指導するような方針で環境を整えた。
例2))監督のレーブ氏は、ヘッドコーチ時代も含めると10年以上ドイツ代表のチームに
関わっている。
例3)ドイツ代表チームは、8年間、「一人当たりの平均ボール保持時間」を改善し続けて
きた。(相手のディフェンス網を乱し、くぐり抜けやすくなるための指標) 
2006年2.8秒→2010年1.8秒→2014年1秒以下
…これ以上書くと気持ち悪さがばれてしまうので、もう止めます。笑 こんなことを
ドイツは10年スパンで取り組んできたのです。つまり、長期的な視野で、ドイツが、代表
が向かうべきビジョンを掲げ、愚直に取り組んできた結果、ワールドカップを優勝するこ
とができた。
目の前の勝ち負けにこだわることなく、理想像を実現することにこだわってきた。
そんなチームこそが、ワールドカップ優勝という最も欲しいものを得ることが
できるのだ、と考えさせられました。惨敗した後に、何を学び、どう改善するのか。
それを追求して、ドイツは優勝することができた。
これも、「自分はドイツのようにできているのか?」と、つい問いかけてしまいます。
そんな学びの多いワールドカップを観て、気が引き締まるような思いでした。
月並みな言葉ではありますが、これからも一生懸命頑張ろうと思います!!

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