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「やりたいこと」ってなんじゃらほい

入社9年目の渡辺洋輔です。
突然ですが、
皆さんは「やりたいことは何ですか?」と聞かれて、
どう答えますか?
 
 
僕自身、この答えをうまく整理できていないなと思い、
もやもやしていました。
「やりたいことをやることが幸せ」ということは、当たり前のことだと
思うのですが、僕自身いまだによくわかっていないな、と気づき、
「やりたいこと」について色々と考えていました。
振り返ってみれば、自分のチームメンバーと話をしている中でも、
僕はよく「やりたいことは何?」という質問をしたり、
「やりたいことを決めるために、うんちゃらかんちゃら」
という話をしたりすることがあります。
そういう話を繰り返ししていく中で、
「あれ、やりたいことって、何なんだろう?」とうまく説明できない
自分がいて、一度言語化したいと思いました。
また、このブログをご覧になって下さっている方々も、
もしかしたら新生活を始めたり、新しいことを始めることが
多い時期なので、こういったことが参考になれば良いなということで、
PCとにらめっこを開始しました。
 
 
—–前提—–
「やりたいこと」の中身を考える前に、まずは前提になることを整理しておきたいと思います。
 
 
<前提①:「やりたいこと」は人によって違う>
当たり前ですが、やりたいことは人によって違います。
自分のやりたいことは、あなたのやりたいことと違うかもしれない。
もう少し踏み込んだ言葉で言うと、あなたのやりたいことは、
自分が理解できないものかもしれない。
だから、自分のやりたいことは、誰かから与えられたり
強制されるものではなく、自分で消化することだと僕は思っています。
 
 
<前提②:やりたいことは変わる>
やりたいことは、変わりうる。
環境の変化によって、やりたいことは変わりうると思います。
人生レベルの環境変化でいうと、
働き始めたばかりでバリバリ働きたい時期もあるでしょうし、
子供が生まれて家族との時間を大事にしたい時期もあると思います。
子供を育て終わったら、自分の時間を大事にしたいと
思うかもしれませんし、何か別のことをしたいと思うかもしれません。
また、やりたいと思っていたことを実際にやってみた結果、
やりたいことでは無かったとわかるケースもあります。
なので、やりたいことはこれだ!と答えを出したとして、
それに一生縛られることは必ずしも有益ではないと考えます。
人は変わっていくものなので、価値観も変わりますし、
環境ももちろん変わります。
予め、「やりたいこと」はコロコロ変わるものだと捉えていた方が、
ヘルシーな考え方ができるというのが僕の考えの前提にあります。
 
 
<前提③:やりたいことは1つだけとは限らない>
やりたいことが無数に出てきても、1つに絞る必要は無いと思います。
なぜなら、やりたいことは1つだけ!と誰も決めていないからです。
時間制約上できることは限られますが、やりたいことを多く抱える人生と、
やりたいことは1つだけと限定する人生のどちらが幸せか。
僕は、後者だと考えます。
 
 
<前提④:やりたいことは体験してみないとわからない>
前提②でも触れましたが、やりたいことをやってみた結果、
あれコレ違うとなることがあります。
夢見ていた職業に就けた!憧れの部署に配属になった!と
なったとしても、実際にやってみると、思ってたんと違う、
ということを経験された方も多いと思います。
なので、「やりたいこと」は、体験するまでは
やりたいかどうかわからない、ということが僕の持論です。
 
 
—–本題—–
それでは、実際に「やりたいこと」を考えていきたいと思います。
「やりたいこと」を考える時に、
まず何を考えるとすっきり進むでしょうか。
僕は、下記のステップが一つ参考になるんじゃないかと思っています。
 
 
1.「やりたいこと」
 =①好きなこと ②得意なこと ③世間が必要とすること ④稼げることで分解してみる
2.①好きなことの優先順位を考える WHO WHAT WHY WHERE
3.①好きなことにどのように関わりたいかを、②得意なことをベースに考える
4.①好きなことと③世間が必要とすることの理想的な関係性を考える
5.①好きなことと④稼げることの優先順位を考える
 
では、一つ一つ見ていきます。
 
 
<1.やりたいこと 
 = ①好きなこと ②得意なこと ③世間が必要とすること ④稼げることで分解してみる>
下記ブログが社内で話題になっており、
そこからこの4つの分類で考えてみようと思いました。

自分の「生きがい」は何?”コミケを経て気が付かされたこと


この記事の中では、「生きがい」とは何か、ということを
説明するために、①~④が全て満たされている状態、という
定義づけをしています。
これをそのままやりたいこと、と置き換えられるかもしれない、
と考え、今回このような分類をしてみます。
 
 
<2.①好きなことの優先順位を考える WHO WHAT WHY WHERE>
まずは、好きなことを考えていきます。
「好きなことは何ですか?」と聞かれても、答えづらいと思うので、
いわゆる5W1Hの視点から考えてみたいと思います。
 WHO=誰と:
  「誰とやるか」が好きなことに直結する場合もあると思います。
  やることは何でも良いから、大好きなあの人と一緒にいれればそれでOK。
  あの人がやりたいなら、私はやる。
  あの人と一緒に何か面白いことがしたい、など、
  「誰とやるか?」の優先順位が高い方もいると思います。
 WHAT=何を:
  後述のWHYと分けるために、
  WHATはやるコト、モノという意味で使っています。
  例でいうと、ロケットを作りたい、カッコイイ製品を作りたい、
  本に囲まれた家で過ごしたい、など。
  コト、モノに関わることが幸せ、という方もいると思います。
 WHY=なぜ:
  それを何のためにやるのか?という視点です。
  例えばでいうと、この仕事を通じて、人が当たり前に
  世の中の情報にアクセスできるようにしたい、
  笑顔になれる瞬間を見たい、など。
  企業が掲げるビジョンや理念がこれに当たることが多いと思います。
 WHERE=どこで:
  いる場所がどこか、ということです。
  家族がいるから地方には行けない、逆に、海外で挑戦したい、など、
  場所が重要な要素になる方もいると思います。
  ちなみに5Wのひとつ、WHENは、「今」なので、割愛します。
上記4つのW、WHAT WHO WHY WHEREで、どれが優先順位が高いのか。
人によって違うと思います。
ちなみに僕は、①WHY ②WHO ③WHERE ④WHAT の優先順位でした。
まずこの4つの視点で考えてみると、少し考えが整理されるかもしれません。
 
 
<3.①好きなことにどのように関わりたいかを、②得意なことをベースに考える>
次に、好きなことが少し整理されて来たら、
それにどのように関わりたいかを考えてみると
何かヒントになるかもしれません。
どういうことかというと、
仮にWHOの優先順位が高い方がいるとします。
その方が、どうしても一緒に働きたい人がいる。一緒に働くことが幸せ。
それでも、自分の苦手なことをして一緒に働くことは
決しておすすめできるものではありません。
何より、楽しい時間を過ごせない可能性が高いです。
どんなにWHOの優先順位が高くても、自分の苦手なことと得意なことを
踏まえた上で関わり方を探す方がより面白いことができると考えます。
もし自分の得意なことがわからなくて何をしたらよいのかわからない、
という方がいらっしゃれば、下記URLを参考にしてみてください。
http://career-theory.net/strengths-finder-6477
個人的には、まずストレングスファインダーをやってみることをおすすめします。
https://www.gallupstrengthscenter.com/Home/ja-JP/Index
 
 
<4.①好きなことと③世間が必要とすることの理想的な関係性を考える>
次に、③世間が必要とすることを考えてみます。
これは、好きなことと必要とされることに
どの程度結びつきがあるかを考えることだと思います。
先ほど紹介したブログの筆者は、自分の好きなことが結局は
「人に好かれて人気者になること」だと気付いたと書いていました。
とてもストレートで、身もふたもなく、清々しくもあり残酷でもある、
感動的な表現だと思います。
なかなかここまでズバッと言える人はいないのでしょうか。
僕は、この表現を見て、「世間が必要とすること」そのものが
「好きなこと」になる場合もあるのだな、と大きな気付きをもらいました。
そこで、考えてみると良いと思った点は、
「好きなこと」と「世間が必要とすること」にどの程度相関性があるか、です。
人気者になる、というとストレートですが、
中には人気なんて本当に興味が無い、自分の中での真理を追求したい、
という方もいらっしゃるかもしれません(ただ、こういう方はご注意。
僕自身、人気に興味が無いと長年思っていましたが、結局最近自分も
「人に一目置かれたい」という欲求が強いんだな、と認めだしました。笑)。
 
 
<5.①好きなことと④稼げることの優先順位を考える>
次に、稼げることについて考えます。
これは、好きなことと、稼げることのどちらをどの程度
優先順位づけするか、を考えると良いと思います。
つまり、好きなことのためにどの程度金銭的な事情を捨てられるか、
もしくは逆にお金のためにどの程度やりたいことを犠牲にできるか。
もちろん好きなことで稼げることが理想で、それを目指すことが
良いことだと思いますが、双方を極端に想像してみると
自分の優先順位が見えてくると思います。
貧乏だけど好きなことができている。
ある程度お金はあるけれど、やりたいことができていないor無い。
極端に考えた結果、どちらがあなたの価値観にしっくり来るのか。
人によって答えは異なると思います。
 
 
—–まとめ—–
さて、ここまで長々と書いてきましたが、
偉そうに書いてきた筆者はやりたいことが明確なのかよ!という
ツッコミを入れたくなった方もいるかもしれません。
そこで、私自身のことを話します。
結論、僕自身もまだやりたいことがわかりません。
ただ、ぼんやりと見えてきています。
gCストーリーに入って、案件を回すことが上手くできずに部署異動。
営業に移ってからは、テレアポと提案書作成が得意ということに気付き、
結果も少しずつ出てくる。
次は営業をやりつつも新規事業を担当してみて、
仕事のスピード感と見えないものを作っていくことに
やりがいをもって働けている自分に気付きました。
その後、ひょんなきっかけでインドネシアに転職。
気付いたことは、
「海外でも生きていける=Whereに限定されることは無い」、
「WhatよりもWhyが大事」、
「得意だと思っていた営業が、伸びしろだらけだった」など。
そんな経験を経ながら、少しずつ自分のやりたいことが
おぼろげながら浮かび上がってきているような気がしています。
 
 
なので、まとめとしては、
好きなことも得意なことも、やってみないとわからない!
動き続けることが何よりも重要なことだということ。
その中で、自分が何を感じるのか耳を澄ませること。
自分のやりたいことは、他の誰でもなく、自分自身から出てくるということ。
 
 
そんなところがこのブログのまとめでしょうか。
今、僕自身gCストーリーで今までやったことの無い仕事を
いくつか担当しています。動き続けることで、様々な変化を感じながら、
より幸せに近づいていけると信じて、今日も僕は動きます。
 
 
こんな長い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
もしブログの内容でご質問や議論したい方がいらっしゃれば、
いつでもgCストーリーに遊びに来てください。お待ちしています。

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